■キーパー技研事業内容
キーパー製品関連事業・・・技術認定店のキーパープロショップなどのキーパー施工店と車を販売する新車カーディーラーや中古車販売者向け等のキーパー施工店向けに道具や機械を販売している。また、キーパーコーティングのサービスを技術認定したショップで提供。
キーパーLABO運営事業・・・キーパー所属の技術者が、キーパーコーティングを提供。
キーパーLABOではコーティングサービスを提供することで。キーパー製品関連事業では認定店にカーコーティング用のケミカル製品を販売することで利益を獲得している。
〇事業系統図
■キーパー成長シナリオ
1.新車マーケットへの参入
2020年までは、中古車のアフターマーケットでの売り上げをターゲットとしていたが、カーメーカーやカーディーラー等の新車マーケットも獲得に動いている。
2020年10月29日にSUBARUより販売開始
2021年9月1日にトヨタより販売開始
ここから、他の自動車メーカーへの展開も想像できる。
2.現主力である、保有自動車のサービス拡大
全国のガソリンスタンドは2020年6月時点で約29000店ある。キーパープロショップは6000店舗なので約20%程。20年6月期有報からもわかるようにキーパーコーティングのキーパープロショップを入れることで、売上構造につながるため今後も導入する店舗は増える傾向にありそう。
〇キーパーLABO施工台数
19年6月期・・・9.2万台/年 売上:36.5億円 単価:1.02万円
20年6月期・・・10.5万台/年 売上:40.1億円 単価:1.16万円
21年6月期・・・14.0万台/年 売上:59.8億円 単価:1.36万円
〇キーパープロショップ数
19年6月期・・・5792店
20年6月期・・・5849店
21年6月期・・・6098店
21年6月期のプロショップ施工数は推定286万台/年
2020年新車販売台数 ※4年ぶり500万台割れらしいので常時は500万台と見とくと良い
普通車 :288万台
軽自動車:172万台
→うちトヨタ車145万台
→うちスバル車10.5万台
新車でのキーパーコーティングは恐らく、プロショップで行われるためサービス料ではなく、ケミカル製品の売上につながる。但し、台数が多すぎるのでキーパーラボにも流れてくる(出張対応)ことが予想される。現在スバルの新車台数の10%がキーパーコーティングされているみたいだが、会社の目標としてはそれを20%まで押し上げるように考えている。実際に、他の自動車メーカーにも展開していくと思われるため、500万台×10~20%の50万台~100万台/年が将来的にコーティング需要が発生すると考えてよいだろう。
プロショップ向けは半分以上がサービス価格が6000円程度のコーティングとなっていて、平均サービス価格は約1万円/台。キーパーに計上される売上は、平均すると1000円/台となるよう。
22年6月期のトヨタ向けの売上は約20億円を見込んでいる。これは説明会ではスバルの売上の10倍程度を今期予想として見込んでいるとのこと。トヨタでの販売価格は予想で10万円/台となっており、通常のプロショップの利益の10倍以上が見込まれるとのこと。トヨタ向け新車1台当たりのキーパーの売上は大体1万円/台で見込んでいて、今期20万台程度計上される見込みとしている。(20万台×1万円=20億円)
トヨタ車は大体年間170万台でありその10数%(上記数字だと約14%程度)がキーパーコーティングされることを見込んでいるよう。スバルの実績は10%程度であるが、何故スバルより上積みしているかというとトヨタ向けはサービスラインナップが揃っているためスバルよりは多くなる見込みのよう。
スバルの販売台数は年間約10万台でその10%がラボに流れてくるので1万台。トヨタ向けはスバル向けの約10倍程度の売上を見込んでいるため、約10万台が今期施工される計算。新車向けで約11万台が今期施工されるとして売上計算されている。
プロショップ
■キーパー製品評価
Keeper製品のお客様からの評価も見逃せない。リピート率85%はサービス満足度もかなり高いと思われる。
■疑問
・プロショップの年間の施工台数はいくらか??
・プロショップでの施工されたものは利益としては換算されずあくまで、ケミカル製品の販売を売上としている??
・プロショップはケミカル製品販売だけでなく、コーティング施工ができる??
・新車のキーパーコーティングは基本プロショップで行われると考えて良いか??(そこでまかないきれないものがLABOに流れてくる??)
・台数×平均単価が月次の金額と合わないのはなぜか??