~77話目~新規銘柄 ギガプライズ(3830)について

今回新たに参入したギガプライズについて書きます。同社は集合住宅向けISPサービスを提供している会社です。

集合住宅向けISP・・・集合住宅の全戸分に対し、一括してインターネット提供するサービスです。インターネット利用が当たり前になった昨今、新築物件、既存物件ともに集合住宅向けISPの普及が進んでおります。

 

2021年度3月期の2Q決算を見て、買いだなと判断しました。同社のポイント(業績と今四半期の決算資料)を見ていきます。

 

まず、業績についてですがかなり好調です。

f:id:elton000:20201122192524p:plain

ただ、これを見ると一番おいしい急成長期は終えているのでは??とも見受けられますが僕はそんなことはないと思っていてまだまだ成長途上だと考えています。その根拠を次の資料で説明します。直近3年と今期の業績を四半期毎・セグメント毎に分解した資料になります。

f:id:elton000:20201122205008p:plain

19年度→20年度は停滞していますが、今期以降はまた業績は伸びてくると思います。まず21年度3月期の業績予想は上記青書きの通りですが、2Q時点で進捗率は64%。20年度3月期の数字を見ると3Qは売上・利益ともに落ちるのでは??と思われるかもしれませんが、それは決算説明でもあった通り前年は消費税駆け込み需要の影響であり今期はそのようなことはないと社長自身が説明していました。(11月時点の説明なので信頼性は高いと見て良いでしょう)

また、足を引っ張っている不動産事業も今四半期を最後に子会社から外れるようなので3Q以降は不動産事業の赤字がなくなります。※下記の通り

f:id:elton000:20201122210651p:plain

これらの情報から考えると、通期予想の15.75億円は軽く上回ってくることが想定されるので通期で大幅な上方修正が行われるのではないかと考えています。

 

これらの情報からまだまだ現在の株価は安いと考えて購入しました。

 

 

その他のギガプライズの情報をメモ書きとして下記に残しておきます。

販管費について

 販管費が今期下がっているのが、コロナ影響でテレワークや展示会・出張がなかったことによるのが要因で、一時的なもの。但し、来期以降販管費が元通りになるのかというとそうではなく、今回で学んだことは来期以降に活かすとのことなので元通りになるということはないと思います。

f:id:elton000:20201122210923p:plain

 

元々、小規模世帯向け(10人)が主流顧客だった同社だが今期以降中規模(100~200人)や大規模(800人)向けの顧客にも拡大している。

f:id:elton000:20201122211229p:plain

貸借対照表総資本回転率が高く資金をうまく活用している。ROEが高いのはこのため。

f:id:elton000:20201122211434p:plain