~53話目~アートスパークホールディングス(3663)の考察

今回はアートスパークホールディングスの考察を行います。同社はマンガやイラストなどを制作するためのソフトウェアであるCLIP STUDIO PAINT及びUI/UXソフトウェアを主力製品として制作・販売している会社の持株会社です。

同社の製品は右肩上がりに出荷数が増加しており、業績も好調。また自動運転のテーマ銘柄にも分類され注目を浴びています。

まあ、正直この主要製品がどの程度凄いのかというのは全くわかりません。但し、CLIP STUDIO PAINTはトップシェアをほこっており、多言語での販売を行っているためまだまだ拡大余地はあるのではないかと考えています。

そしてなんといっても魅力にうつったのがこの中期経営計画。

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2023年12月期までの売上と、利益目標を掲げています。中身を見てみると2020年12月期はおおよそ計画通りの数字進捗するのではないかと思います。また、2020年以降も売り上げが劇的に伸びるわけではなく、利益率の改善で営業利益が2019年12月期の約8倍となる計画です。売上目標は現実的な数字となっており、営業利益もソフトウェアの販売拡大とサブスクでの拡大になるので正直かなり確度は高いのではないかと思っています。

仮に中期経営計画が実現されたとしてEPSを想定してみると

営業利益:21.9億円

純利益 :14.2億円 ※0.65を乗算

EPS   :174円 ※株式数8,153,720株で試算

現在の株価はおおよそ1700円程度なのでPER10倍です。成長中の自動運転関連銘柄でこれは安すぎますね。

まあ、中期経営計画が本当に実現すればの話ですけどね。ただ、この会社は要ウォッチです。チャート的にはもうすぐにでも上にいってしまいそうなチャートになってますね。

 

参考までに同社の業績をまとめたものを掲載しておきます。

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