~128話目~ケアネットについて

ケアネットは大きく2つの事業から成る。 ※21年12月期より3事業に変更

①医薬営業支援サービス

製薬企業に対し、インターネットを介して医師に製薬企業からの情報を提供することによって、MRの活動の生産性向上を支援するサービスを提供し、製薬会社からサービス収入を得ている。

MRPlus・・・製薬企業の医薬情報を当社の医師会員及び製薬企業が指名する医師にインターネットで配信いたします。医薬情報は、動画やテキストによるコンテンツで医師に配信され、医師は、好きな時に医薬情報を取得することができます。

 

スポンサードウェブコンテンツサービス・・・医師・医療従事者向け会員制サイト「ケアネット・ドットコム(CareNet.com)」等を通じて、製薬企業の医薬品に関する情報を動画やテキストにて提供するサービス

 

②医療コンテンツサービス

医師・医療従事者に対し、「CareNeTV」や「ケアネットDVD」の医療教育コンテンツをインターネットによる動画配信やDVDを用いて有料により提供している。

 

 

■事業系統図

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2021年5月19日に中期経営計画が出されたが、今期より3事業体制となり、医薬営業支援は医薬DX事業に変わり、またメディカルプラットフォーム事業とヘルスデータサイエンス事業が加わっている。医薬DX事業は去年にもまして絶好調なのが1Q決算を見て取れるので、今後中計の数字を実現するカギは新規成長事業2つがカギをにぎっていることとなる。

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〇医薬DX事業

既に医薬DXの市場ではブランドを確立しており、医師会員数も順調に伸ばしている。

エムスリー医師会員29万人で9割とのことなのでケアネットは全体の約56%が会員となっている計算。今後市場自体が急速に拡大する見込みとなっており、それに合わせて成長していくことが見込まれる。

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〇メディカルプラットフォーム事業

医療機関・診療所のデジタル化を支援する。ケアネットが運営するサイト等で全国の医師会員とは既にリーチできる環境はあるので、DX化の追い風とともに拡大していくことで売り上げが伸びていくはず。

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〇ヘルスケアデータサイエンス

企業の職域での健康管理を通じて社員と健康増進と企業の健康経営を⽀援するプラットフォームを構築していくよう。よくわからんかったな・・・

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基本的には、急速に拡大する市場にのっかれてることで業績は急成長するものと思われる。競合はエムスリー、メドピアなのだがここら辺とどうバッティングしていくかは正直読めません・・・

直近1Qでは超絶決算出していて既に成長の波にのっているように思われる。いや~でも5年後に営利7倍弱はえぐいっすね。そりゃ株価はあがるわ・・・