~73話目~保有銘柄のアートスパークホールディングス(3663)2020年度12月期3Q決算について

アートスパークホールディングスの3Q決算出ましたね~。中々面白い決算内容でした。

ざっくりまとめると、クリエイターサポート事業は思ったより好調で3年前倒しで中期経営計画を達成。UI/UX事業はコロナの影響をもろにくらっており黒字転換は思ったより遅れそうなので減損損失計上します。という感じですかね。

<良い点>

 ・クリエイターサポート事業の業績が加速している。

 ・2025年までの会社想定の中期経営計画を確認できた。

 ・減損により来期以降ののれん償却がガクンと減った

 

<悪い点>

 ・減損により今期赤字決算

 ・UI/UX事業の復帰が思ったより遅そうなことがわかった。

 

3Q決算自体は総合的に見て良い内容だったのではないかと考えています。クリエイターサポート事業は好調で言うことなし。利益率も30%を超えてきてますし、サブスク比率を毎年向上させていくみたいなので売上・利益は今後も安定していくことが期待されます。また、足を引っ張っているUI/UX事業ののれんをずるずる償却されるより今期減損して来期以降その重しを取り払った方が見栄え的にも良いのでは??と思いました。

 

3Q単体で見ると下記表の数字になります。それにしてもクリエイターサポート事業は好調です。

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また、今回2019年2月に打ち出した中期経営計画から状況が一変しているので、今の状況を反映した最新の中期経営計画を出しています。

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これが本当に実現できるのなら長期的に見れば株価は爆上がりしそうですね。まあこういう中計は常に半信半疑でいる方がフラットな目線で評価することができるので四半期毎の決算を追っていくことは必須になりますが。

クリエイターサポート事業の主力であるクリスタ自体は出荷本数を加速度的に伸ばしています。この成長を5年間継続できるかはわかりませんが、今のところは大丈夫でしょう。

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ちなみにですがクリエイターサポート事業の四半期毎の利益率に変動があるのと4Qが毎期著しく利益率が低いのは、広告宣伝費のかけ方による違いからきています。4Qは来期の為に結構な額の広告宣伝費をかけるようです。但し、中期経営計画を見てもわかるようにクリエイターサポート事業の利益率は25%以上はキープするようなので、あまり四半期単体の利益率が悪いからと言ってネガティブになることはないと思います。

 

また、UI/UX事業についてですがやはりコロナの影響を受けているようで車載ディスプレイ市場全体の出荷本数自体が減少していますのである程度は仕方ないですね。長い目で見れば市場自体も回復するようです。

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まとめると、時価総額130億円は安すぎなので買い!!ですね。

月曜日は正直上に行くか下に行くかわかりませんが、下に来れば買い増し予定です。