~92話目~ロジザードの2Q決算について

この2月決算シーズで目についた銘柄を書いていきたいと思います。その第一弾がロジザードです。同社は倉庫や配送センターで商品の保管・入出荷業務を支援する在庫管理システム及び店舗商品の在庫管理システムをクラウドサービスで提供しています。

コロナ影響でEC市場が伸びており、必然的に同社の在庫管理システムもEC事業者や物流事業者に必要となってきます。主要事業であるクラウドサービスは売上、アカウント数ともに右肩上がりになっています。ストック型なので大きな解約などがない限り安定的に伸びていきます。

 

■21年度2Q決算資料よりクラウドサービスの売上とアカウント数

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2020年度の本決算の際に21年度の見込みを当初中計と変更したことにより株価が暴落しました。下記の通り21年度の予想値が大幅変更になっています。

 

■20年度本決算中計資料

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■19年度本決算中計資料

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但し、20年度の本決算資料にも書いてますが、21年度の中計遂行するために施策は継続。22年度の中計の変更はしておりません。その成果もあってか、今月下記の通り上方修正が行われています。売上の伸びはやや弱いですが営利ベースでいうとほぼ当初の中計と同水準となっています。

 

■20年本決算説明資料より抜粋

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■21年度通期上方修正(IR日:2/12)

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コロナの影響は多少はあるものここから落ち込むことはなく、業績を伸ばしてくるものと考えています。中計の数字を出せるとなれば来期のEPSは110円となります。ヒストリカルPERはおおよそ40倍程度なので、株価は4400円に向かって推移していくものと考えています。但し、直近は半年前の2200~2500円程のしこり玉により決算後の株価は2700円→2200円まで急落しています。今後の動きは25MA付近までより3Q決算を経て緩やかに株価は上昇していくものと考えています。

 

以下にロジザードのセグメント毎売上や四半期ごとの業績を掲載しておきます。

高営業利益率、高自己資本比率、高ROE、高ROA、営業CFもプラスというところも評価ポイントですね。

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